beebetrizin

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

English 検索 MENU 大学紹介 建学の精神 沿革 情報公開 各種施設のご案内 女性アクティベーションセンター 大学広報 キャンパスマップ 学校法人同志社 教育の特長 学びのシステム キャリア教育・資格 ラーニング・コモンズ 入試情報 入試ガイド イベントInfo 資料請求・デジタルパンフ 学部学科・専攻科・大学院 学芸学部 現代社会学部 薬学部 看護学部 表象文化学部 生活科学部 音楽専攻科 大学院 学生生活・キャリア支援・国際交流 学生生活サポート キャリア支援 国際交流 研究活動 教員紹介 本学における研究活動 研究倫理・コンプライアンス 産官学連携 教員によるコラム 研究者データベース 資料請求 受験生の方へ 在学生の方へ 在学生ご父母等の方へ 卒業生の方へ 地域・一般の方へ 企業・マスコミの方へ 教職員の方へ 寄付をお考えの方へ 個人情報保護 情報セキュリティポリシー お問い合わせ アクセス リンク 採用情報 研究活動教員によるコラム「しばかり」の意味おわかりですか? 「しばかり」の意味おわかりですか? 2023/11/01 吉海 直人(日本語日本文学科 特任教授) みなさん、昔話の「桃太郎」はよくご存じですよね。ご承知のように「桃太郎」の冒頭は、 むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくにいきました。 となっています。この中に出てくる「しばかり」が、今の若い人にはもはや通じません。授業で学生に意味を尋ねたところ、ほとんど「芝刈り」のことという答えが返ってきました。じゃあ、おじいさんは何のために山へ行ったの。芝を刈ってどうするの。まさかゴルフ場のアルバイトじゃないよね。こんな笑い話のようなやり取りが、現在の大学の授業の現実なのです。 おそらく学生の祖父母ならば、正解率はもっと高いでしょう。「しばかり」とはもちろん「柴刈り」、つまり落ちている枯れ枝を拾い集めることです。現在ではどこの家庭にも電気やガスが備わっているので、昔のように小枝を燃料にすることはなくなりました。そのため「柴」という漢字が生活から乖離してしまい、代わって身近なゴルフ場やサッカー場などに植えられている「芝」の方が一般的になってしまったようです。 もちろん日本に「芝」が植えられたのは、そんなに古いことではありません。明治に至っても、しばらくはかまどで煮炊きしていました。どこの家庭でも、燃料としての柴や薪・炭が必需品だったのです。京都の大原女は柴売りでした。そのため町や村の周辺の雑木は、人々の生活のために消費されていたのです。二宮金次郎が背中に背負っているのも柴ですね。 多少の落ちた枯れ枝を集めるくらいでは済みません。木は切り倒され、薪や炭の原料にされました。その頃の京都など、周囲の山々の雑木は絶好の燃料でした。だからこそお盆の大文字にしても、今よりずっと見晴らしがよかったのです。ところが電気やガスの供給が普及すると、もはや雑木を使わなくても済むようになりました。するとたちまち樹木が成長してしまい、そのため京都の大文字も昔に比べると見えにくくなってしまったとのことです。もはや「薪炭」も死語化しています。 話を「柴刈り」に戻しましょう。最近の若い人は「柴」を知らないどころか、キャンプの飯盒炊飯も未経験ですよね。そのうちマッチが火をつける道具であることも忘れられてしまいそうです。それはさておき、おじいさんは何故山に柴刈りに行ったのでしょうか。そう考えると、かぐや姫(竹取物語)のおじいさんと共通していることに気づきます。 どうやらおじいさんは、農作物を生産するための田んぼや畑を所有していないようなのです。竹にしても柴にしても、誰でも手に入れることのできる共有物でした。竹の場合は細工を施して、籠などを編むことで商品として売れます。これは笠地蔵のおじいさんとも共通します。それに対して柴は、もちろん自前の燃料でもあるのでしょうが、それでは生活費が稼げないので、おじいさんは柴を束ねて大原女のように売りさばいていたのではないでしょうか。 よくよく考えると、昔話のおじいさんおばあさんは、ほとんどそういった設定がなされていますよね。しかもその多くは、外に出ているおじいさんが何かを見つけてくるのですが、桃太郎の場合はちょっと特殊で、川へ洗濯にいったおばあさんが、川上から流れてくる大きな桃を発見します(向こうから近づいてきます)。 川上(神の領域)から流れてくるということでは、花咲かじいさんも共通しています。こちらは白(ポチ)という子犬が川上から流れてきます。中には流れてきた桃が犬に変身する話もあるので、両話はかなり近いといえます(犬の登場も共通しています)。 なお桃太郎には地域によっていくつかのパターンがあります。すんなりおばあさんが桃を手にするものが多いのですが、中には川が大きくて手が届かないという設定になっているものもあります。その場合、たとえば「うちの桃ならこっちこい、よその桃ならあっちいけ」と桃に問いかけたところ、桃がおばあさんのところにすっと寄ってきたという話もあります。またおばあさんが「あっちの水は辛いぞ、こっちの水は甘いぞ」と歌いかけて、桃をこちらに引き寄せるパターンもあります。ただしこれだと「ほたるこい」という歌のパクリなので、さほど古いものではなさそうです。 日本の昔話にはこういったネタが豊富に含まれているので、是非読み直してみてください。きっと新たな発見がありますよ。 ※所属・役職は掲載時のものです。 #ニュース#教員によるコラム#表象文化学部(教員によるコラム) 研究活動教員によるコラム「しばかり」の意味おわかりですか? 京田辺キャンパス〒610-0395 京都府京田辺市興戸 今出川キャンパス〒602-0893 京都市上京区今出川通寺町西入 個人情報保護 情報セキュリティポリシー お問い合わせ アクセス リンク 採用情報 新型コロナウイルス感染症への対応について Copyright (C) Doshisha Women's College of Liberal Arts, All rights reserved. -->

【最大$1000】プレイワールドカジノ初回入金ボーナス解説! ... 188BET専門家解説!評判やボーナス、登録方法や入出金方法 女子ワールドカップオッズ ベラジョンバカラ
Copyright ©beebetrizin The Paper All rights reserved.