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立命館大学 研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 添田 修平 (最終更新日 : 2023-11-09 14:08:28) ソエダ シュウヘイ 添田 修平 SOEDA SHUHEI 所属 薬学部 薬学科 職名 助教 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要(関連画像) 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID 学歴 1. 2014/05/01~2016/11/30 Sonoma State University Chemistry Department 留学 2. 2013/09(学位取得) 千葉大学大学院医学薬学府 博士(医薬学) 3. ~2013/09 千葉大学大学院 医学薬学府 博士後期課程 修了 4. 2009/03(学位取得) 昭和大学大学院薬学研究科 修士(薬学) 5. ~2009/03 昭和大学大学院 薬学 研究科 薬学 専攻 博士前期課程 修了 全件表示(6件) 職歴 1. 2017/04/01 ~ 立命館大学 薬学部 助教 所属学会 1. 日本生化学会 2. 日本薬学会 資格・免許 1. 2007 薬剤師免許 研究テーマ 1. 分化・発達に関連した遺伝子の機能解析 研究概要 Prader Willi症候群の病態解明 指定難病対象疾患であるプラダー・ウィーリー症候群 (PWS: Prader-Willi syndrome) は、低身長、肥満、乳幼児筋緊張低下、知的障害等を主症状とする先天性疾患で、第15番染色体長腕の約6Mbにわたるq11-q13 (15q11-q13) 領域での遺伝子発現異常が病態発症に関わる。すなわち、15q11-q13領域の父性発現遺伝子の塩基配列が欠損している場合にはPWSが発症し、15q11-q13領域の父性発現遺伝子が重複発現すると自閉スペクトラム症になる。PWSでは、視床下部のホルモン分泌障害が生じるが、やはり神経発達障害や自閉スペクトラム様症状等が現れてくる。その原因は未だに不明であり、特にPWSが神経分化に及ぼす影響は明らかになっていない。 そこで私達は、PWSの15q11-q13領域遺伝子欠損患者由来人工多能性幹細胞 (iPS: induced pluripotent stem cell) と第15番染色体DNAメチル化異常患者由来iPS 細胞 (M-iPWS) から分化させた神経細胞 (ニューロン) を用い、分子細胞生物学的・生理学的手法を駆使して、PWSでは神経幹細胞およびニューロンにおける分化障害が起こることを見出した。更に、次世代RNAシークエンス及びreal-time reverse transcription-PCR (リアルタイム RT-PCR) による私達の解析から、染色体第13番の13q31.1領域にコードされるSLITRK1 (Slit and Trk-like family member 1)というシナプス形成に関わる遺伝子に着目した。その結果、PWSでは、SLITRK1遺伝子の発現上昇の抑制およびニューロンでの脱分極抑制・シナプス形成障害が起こることを見出し、SLITRK1の発現低下がPWSの自閉スペクトラム様症状に重要なのではないかということを示した 。今後の計画では遺伝子レスキュー実験として、NDNまたはMAGEL2遺伝子欠損iPS細胞、M-iPWS細胞を神経幹細胞へ分化後、レンチウイルスベクターを用いて、正常なMAGEL2、NDNまたはSLITRK1 遺伝子を強制発現させ、ニューロン分化及びシナプス形成が回復するのかを検討する予定である。さらに、シナプス形成やシナプス伝達を制御するpostsynaptic density protein 95 (PSD95) のニューロンでの密度解析および脱分極計測などを行い、神経細胞機能が回復するかどうかを調べ、SLITRK1とNDNやMAGEL2の機能とを比較検討し、PWSの神経分化異常の分子機構解明を目指す。 本研究室では、その他の研究も行っている。PWSは原因不明の過食症による肥満疾患として知られているので、学生と一緒に、PWS患者由来iPS細胞から胚様体を形成し、脂肪細胞に分化させて機能解析を行っている。現在、脂肪滴分解とグルコース取込みに関与する遺伝子の発現上昇が、PWS患者由来の脂肪細胞で抑制されていることを見出している。今後は、グルコース取込みと脂肪滴分解に関するPWS病態の分子機構解明を目指す。 さらには、PWSの乳幼児期には筋緊張低下が起こることが知られており、末梢神経と筋接合部での神経伝達というのをテーマにし、"臓器on チップ"の技術を取り入れて研究を行う計画も進めている。 本研究の更なる進展は、臨床医学や一般社会でも重要な課題の一つである自閉スペクトラム症の発症原因となる遺伝子機能の特性解明及び病態解明、さらには、治療法の開発にも寄与できるものと考える。 現在の専門分野 神経化学・神経薬理学, ゲノム生物学, 分子生物学, 細胞生物学, 生物系薬学 (キーワード:薬学、分子細胞生物学、iPS細胞、ネクジン、MAGEファミリー、プラダーウィリー症候群、ニューロン、分化、発達) 論文 1. 2023/06/25 Defects in early synaptic formation and neuronal function in Prader-Willi syndrome │ Scientific Reports │ 13 (共著)   2. 2023/09/01 v-Src delocalizes Aurora B by suppressing Aurora B kinase activity during monopolar cytokinesis │ Cellular Signalling │ 109 (共著)   3. 2021/04/26 Abnormal DNA methylation in pluripotent stem cells from a patient with Prader-Willi syndrome results in neuronal differentiation defects │ Stem Cell Research │ 53-102361頁 (共著)   4. 2021/01/25 Sir2B, A Sirtuin Family Protein, Involves in Cell Adhesion Molecule Expression During Early Dictyostelium Development Upon Starvation │ Cell Biology │ 9 (1),1-6頁 (共著)   5. 2019/02 Sir2D, a Sirtuin family protein, regulates adenylate cyclase A expression through interaction with the MybB transcription factor early in Dictyostelium development upon starvation │ Heliyon │ 5 (3),e01301 (共著)   全件表示(15件) 科学研究費助成事業 1. 2022/04/01 ~ 2024/03/31 Prader Willi 症候群におけるニューロンネットワークの解析 │ 基盤研究(C) (キーワード:Prader-Willi syndrome、iPS細胞、ニューロン、分化)   競争的資金等(科研費を除く) 1. 2023/04/01 ~ 2024/03/31 Prader-Willi症候群における自閉スペクトラム様症状の原因遺伝子の探索と病態解明 │ 競争的資金等の外部資金による研究 (キーワード:Prader Willi 症候群、自閉スペクトラム様症状)   研究者からのメッセージ 1. 希少疾患について研究する意義学生さんに私の所属する研究室は希少疾患が対象なのでこれから新たに研究室に配属となる子達には人気がないかもしれませんねと言われた。理由としては、がんや糖尿病、神経系でもアルツハイマー型痴呆症等の疾患を研究する研究室に勝てないということであった。この言葉に反論できず確かにそうかもしれないと認めざるを得なかった。私自身、公募で今の研究室を受けたので公募を受けるまでPrader-Willi症候群という疾患の存在を知らなかった。では、希少疾患を研究する意義やメリットはどのようなことがあるのか今一度、考えて見た。出した結論として、まず始めに、研究者としての競争相手が少ないことではないだろうか?例えば、がんの研究で研究者の中でもよく知られる権威となるには相当な労力と実績と時間が必要であるが、Prader-Willi症候群のような神経系の研究者でも知らないと言われる疾患なら数報の論文を出し続ければ権威となり得ると思われる。次に、希少疾患としても実際に患者さんは存在しているということだ。希少疾患であるが故に研究者が少なく研究の進展が進まないので治療法が見つかりにくいという問題があり、誰かが取り組まなければいけないと考えている。たとえ母集団が少なくても希少疾患の研究は必要なのである。われわれの研究に意義を感じ、興味を持った研究者の方は是非連絡していただきたい。他疾患、他分野の研究者と共同研究を行うことでおそらく新たなアイディア、発見を生み出すであろうから。 © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.

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