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立命館大学　研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 澤野　俊憲 （最終更新日 : 2024-04-02 16:34:07） サワノ　トシノリ 澤野　俊憲 SAWANO TOSHINORI 所属 生命科学部 生命医科学科 職名 助教 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要（関連画像） 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID 学歴 1. 2017/03(学位取得) 大阪大学 博士(保健学) 2. ～2012/03 県立広島大学 保健福祉学部 理学療法学科 卒業 3. ～2017/03 大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 博士後期課程 修了 職歴 1. 2017/04/01 ～ 2018/03/31 大阪大学大学院 医学系研究科　保健学専攻 特任研究員 2. 2016/12/01 ～ 2018/03/31 兵庫医科大学 先端医学研究所 特別研究員 所属学会 1. 日本解剖学会 2. 日本神経化学会 3. 日本生化学会 4. 日本薬理学会 資格・免許 1. 2012 理学療法士免許 研究テーマ 1. 脳梗塞時の多彩な組織反応にミクログリアが果たす役割の解明 研究概要 脳梗塞時の多彩な組織反応にミクログリアが果たす役割の解明 かつて、一度脳梗塞などでダメージを負った脳には回復の見込みなど無いと考えられていました。しかし、その後の研究によって脳梗塞後に神経回路の再編成が生じることや、脳梗塞巣に多能性を持つ虚血誘導性幹細胞が出現することなどが明らかとなっています。つまり脳梗塞に陥った脳の細胞たちはただ死を待っているのではなく、むしろ組織修復・機能回復に向け、多彩で活発な反応を示しているのだと考えられます。このような環境下で非常にダイナミックな活動を示す細胞がミクログリアです。ミクログリアは脳内免疫を担当するグリア細胞として認識されており、当初は炎症誘導に伴う組織傷害作用ばかりが注目されていました。しかし、現在では栄養因子の放出による神経支持作用や組織修復作用、シナプス剪定による神経回路網の編成など多岐に渡る現象に関与することが明らかになっています。脳梗塞時のミクログリア機能の詳細を明らかにすることで、「脳梗塞に陥った組織がどのようにして修復を試みているのか」、あるいは「そのような反応にもかかわらず、なぜ脳の組織修復は不全に終わってしまうのか」という疑問に迫りたいと考えています。 現在の専門分野 リハビリテーション科学・福祉工学, 神経解剖学・神経病理学, 神経化学・神経薬理学, 解剖学一般（含組織学・発生学） (キーワード：・脳梗塞　・ミクログリア　・ポリアミン　・組織修復　・虚血誘導性幹細胞 ・リハビリテーション) 論文 1. 2023/08/10 Microglia Negatively Regulate the Proliferation and Neuronal Differentiation of Neural Stem/Progenitor Cells Isolated from Poststroke Mouse Brains │ Cells │ 12 (16),2040 (共著)   2. 2023/02/22 Voluntary running exercise modifies astrocytic population and features in the peri-infarct cortex │ IBRO Neuroscience Reports │ 14,253-263頁 (共著)   3. 2023 Transplantation of Human Brain-Derived Ischemia- Induced Multipotent Stem Cells Ameliorates Neurological Dysfunction in Mice After Stroke │ Stem Cells Translational Medicine │ (共著)   4. 2022/04/25 A potential new tool to enhance translational success rate in stroke research by backcrossing techniques in transgenic mice │ Neural Regeneration Research │ 18 (1),107-108頁 (共著)   5. 2022 Comparative distribution of Arcadlin/Protocadherin‐8 mRNA in the intact and ischemic brains of adult mice │ Journal of Comparative Neurology │ (共著)   全件表示（21件） 学会発表 1. 2024/03/22 脳梗塞後に出現する特殊なミクログリアが壊死組織排出に与える影響 (第129回日本解剖学会総会・全国学術集会) 2. 2024/01/28 脳梗塞後の壊死巣排出メカニズム：壊死巣に出現する新規ミクログリアに着目して (第 7 回包括的神経グリア研究会) 3. 2023/12/15 Mechanism of necrotic tissue drainage after cerebral ischemia (第97回日本薬理学会年会) 4. 2023/07/07 Role of novel microglia induced in necrotic tissue after cerebral ischemia (第64回日本神経病理学会総会学術 研究会/第66回日本神経化学会大会 合同大会) 5. 2023/03/19 脳梗塞巣内に出現するミクログリアが血管リモデリングに与える影響. (第128回日本解剖学会総会・全国学術集会) 全件表示（45件） 受賞学術賞 1. 2023/03/28 立命館大学生命科学部 2022年度 生命科学部長表彰（若手教員奨励賞） 科学研究費助成事業 1. 2021/04/01 ～ 2024/03/31 新規ミクログリアiSMGと血管反応に着目した脳梗塞巣組織ダイナミクスの解明 │ 若手研究 (キーワード：ミクログリア, 血管, 脳梗塞, 虚血誘導性幹細胞, 再生医療)   2. 2020/04/01 ～ 2025/03/31 リハビリテーションによる神経回路リモデリングへのアルカドリンの関与 │ 基盤研究(C) (キーワード：接着分子, アルカドリン, リハビリテーション, 日常生活動作（ADL）, 脳梗塞, 神経回路リモデリング, プロトカドヘリン, シナプス可塑性, 樹状突起スパイン)   3. 2018/04 ～ 2020/03 脳梗塞巣に出現する新規ミクログリア：iSMGの機能と脳組織再生に与える影響の解明 │ 若手研究（スタートアップ）   研究者からのメッセージ 1. 自然や生命に最大級の敬意を払いながら答えがあるのかも分からない不思議の解明に向けて一心不乱に研究を行うことは、音楽などの芸術活動のようにとても文化的な活動であり、様々な豊かさを生み出すことができると感じています。しかし、それも偉大なる神秘を秘めた自然や生命があってこそなのではないでしょうか。常にそんな自然や生命に敬意を払いながら、真摯に研究を行っていきます。 © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.